秋葉原で迷う
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うまく寝れなかった。
コンディションは、お酒飲んでないのに、二日酔いのようなダルさ。
こういう日に限って忙しいけれど、うまくペース配分して、何とか乗り切った。
業務終了後、セブンイレブンのATMでSuicaをチャージして、職場の前にあるバス停へ移動。
高速バス乗り場前には既に列が出来ていたが、車内は空いていたので、一番前の席に座る事ができた。
しかし、まさかの出来事が。
次の停留所で、たくさん人が乗ってきた。
そして、私の隣に座った、かなり恰幅の良いおじさん。
最初は何事も無かった。
しかし、バスが高速道路に入ってから気づいてしまった。
おっさんが深くため息をついたり、独り言を言う度、きょーれつな スメル が。。。
運悪く、空調の風下。
空調が止まったとしても、スメルが滞留するので、より強烈。
うげー
800円で つくばから東京へ行けるので、ラッキーと思って利用したが、まさかの事態になるとは。。。
浅草で下道に降りた際、ニュースで話題となっていた、カートに乗った集団がバスの前にいた。
流石に、マリオのコスプレは止めたみたい。
最初はその珍しさから、親しみをこめて見ていたが、やがて。。。
遅い。遅いんですよ。
こちらは、早くスメルから解放されたいと願っているのに、あろうことかチンタラ走るなんて、信じられん!と思っていたら、数分後に違う方向へ曲がっていった。
18:25に つくばを出て、19:25に東京駅に着いた。
そこから山手線で、秋葉原へ
40歳にして、初めて秋葉原の地に立った。
当初の会場から変更があり、ヨドバシの8階に来て下さいと連絡が入る。折角入念に会場までの道のりを確認していたのに。
しかし、こっちは初秋葉原だ。
ヨドバシだから、電気街口を降りれば良いんだろうと降りたが、やばい。みんな同じ店に見えて、よくわからん。
連絡係の後輩に連絡をとるが、普通に店舗の奥にあるエレベーターで8階に行けるんで、最初は戸惑うが、大丈夫です。
と言うので、とりあえず目の前のパソコン館と言う建物に入って、奥のエレベーターに辿り着いたが、6階までしかない。
建物が違うことに気付き、スマホのgoogleMapでナビ開始。
だいたいの位置を把握したのち、折角なので歩いて、秋葉原という街がどんなものか見てみようと。
メイドさんがいたり、アニメ声で注文を受け付けている女の子がいる店、フィギュアに群がる人達。
別世界だ。
しばらくして、どでかいヨドバシのビルに到着。しかもTXの出口前。
TXで来れば、間違いようが無かったな。
ヨドバシの8階に着いたが、店まで辿り着けずにいたが、後輩の又吉くんが現れた。
参加メンバーを聞かされておらず、ベテランだけだと思っていたが、まさかの若者登場にビックリした。
会場に着くと、迷うはずがないヨドバシビルを見つけられなかったことが話題になり、そこから宴が始まった。
久しぶりに、男だけの飲み会。
魚料理が中心で、美味しく頂きつつ、宴は盛り上がった。あっという間に2時間が過ぎ、お開きに。
帰りはTXに乗り、つくば まで。
駅で解散し、一人遊歩道を歩いていたら、後輩の又吉くんが追い付いてきた。
雨が降ってきたし、遠回りになるから先に帰って良いよと言ったが、こういう時でないと話できないので、ご一緒させて下さいと言う。
なかなか泣かせてくれる。
良い後輩に恵まれたなと、染々と噛みしめつつ、楽しく話して深夜の遊歩道を進んだ。
その中で、どんなにお酒を飲んでも、きっちり言葉を選んで皆と話し、楽しく飲む事が出来るって、凄いよねと、先程の飲み会での出来事に感心しっぱなしだった。私も社長のように、飲めるようにならないと。
人の上に立つ責任。部下だけでなく、その家族も守るためにも、やるべき事、変わらなくてはいけない事。
きっちり整理がついて、スッキリした。
迷いが消え失せ、快い後輩と別れ、ひとり満足感に浸りながら、暗い夜道も明るい気持ちで歩き続けたのであった。