やる気
昨晩、チクリと一言
「いつになったら自転車競技辞めるの?」
2012年に、鎖骨、肋骨、大腿骨を折る大けがを負ってから、毎年妻が聞いてきたこのセリフ。毎年のように、「今年で辞める」と答えた私は、今回も同じように答えたら、妻の背中にうっすらと、阿修羅像が浮かびあがっていたような、そんな錯覚を目にしてしまうほど、怒りそして呆れていた。
まぁ確かに、以前に比べて全然走れておらず、レースに出ても賞状や景品を持ち帰ってきていたころに比べると、今では参加賞のTシャツや靴下しかもらって帰ってこないところを見られると、そりゃぁ。。。
そこで改めて考えてみた。
・何のために走っているのか。
・何でパイオニアのパワーセンサーまで付けて走っているのか。楽しむだけならいらないんじゃ?
・最終的なゴールは何だ?このままダラダラ続けて意味があるのか?
一つ一つじっくり自分で考え、最後にこんな状態を、陰で嘲笑っている人たちがたくさん居るだろうというスパイスを加えたら、最近マイブームのガンバレルーヤのよしこの名ゼリフ 「くそがぁ!!」とつぶやいたところで、負けん気が蘇ってきた。
もちろん、そのくそがぁ!は自分に対して向けた言葉である。
溢れ出てきたやる気は、本日の練習に如実に現れた。
今日から夜勤なので、いつも通り午前中練習できる。
今日はロードで60km走ると決めて、9:00に自宅発。補給はCCDドリンク500ml×2本のみ。
走り出しからいつもと違う感覚。そりゃ最近まともに走っていないから、サラ足という事もあり、走りが快調。そして不思議なことに、ロードのポジションがかなりしっくり来ている感じがした。
住宅街、駅前と抜け、国道を走る。横断歩道を渡っていても、ノーブレーキで突っ込んでくる車に「くそがぁ!」と思いながら、かなりサバイバルな田舎道を進む。
メータのGPS捕捉が今日はうまく行かなかったようで、前半の数分間は速度が出なかったが、Wと時間は見えたので、それを基に走りに集中しました。
小貝川サイクリングロードに入り、練習開始。
向かい風。この向かい風が心地よく感じ、風に踏み負けない感覚。これまで230Wを維持するのがやっとだったのに、今日は250Wまで出せた。気温が低いというのもあるけれど、今日は向かい風でも集中できた。
向かい風でも、余力を残した感覚で250Wを維持。もっと上げられると思って踏んでみると、少ししんどいが275Wまで上がった。それをできる限り維持することにして、刻一刻と風向きが変わる小貝川サイクリングロードを進み、所定の折り返しポイントで、Uターン。
横風区間に入ってからも、変わらず踏み続け、踏むことが心地よくて仕方なかった。
今日は気持ちが乗っているから、いつもとは違う、以前のようにペダルを踏むことに集中する事ができている事に驚いた。
このモチベーションをできる限り長く維持したいなぁと、そのためにはレースに出続けるしかないと思い、目標に向かって突き進む決意を走りながら決めた。
後半の田んぼ道に入ってから、若干追い風になってしまったが、構わず踏む。集中。
ロードに乗るのがこんなに心地よいのかと、ここ数年なかった感覚に本当に驚いた。
途中、校外学習をしていた小学生たちに、「こんにちはー!がんばれ-!」と元気に挨拶してもらって、とても元気をもらえたのもプラスになった。
最後、大通りのわき道の坂で、スプリントの練習でふるもがきしたけれど、700Wまでしか上がらなかった。
そんなんで練習終わり。今日はとても充実したものだった。
走行距離:60km
走行時間:1:57:42
消費エネ 1161.3kJ