俺のはみだし日記

乗ってますよ!自転車に(*`Д´)ノ!!!

190106 ひょえ~

夜勤明け、先日までの暴飲の影響で、もうお酒は飲みたくないと思っていたので、帰宅後温かいスープを飲んでから就寝。

前日の睡眠不足の影響か、直ぐに眠る事はできたのだが、夜中に金縛りにあったような気がしていて、足元に立っていた「何か」を思いっきり蹴っ飛ばそうともがいたら、自分が変なうめき声「ふぅんを〜ん」みたいな声を上げてしまった瞬間、目覚めたと同時に、それらが夢である事に気付いた。

夢の内容と、あまりにも恥ずかしいうめき声を上げてしまい、別室で寝ている家族に聞こえていたら恥ずかしいなぁと、心臓はバクバクしていたが、しばらくして落ち着いた後、眠りにつくことができた。


次に目覚めたのは朝。でも体はすっきりしない。
お酒を飲まずに寝れた翌朝の、体のすっきり感を期待していただけに残念。

たぶん、昨日まで毎日欠かさず1時間の練習は義務付けていたので、その疲れも溜まっているのかもしれない。
そう思って、本日はレストにした。夜勤に向けて、しっかり休もんで頭のぼーっと感を取り除きたいと思って。

しかし、何もせずに過ごしていると、時間が勿体なく感じ、何かをしたいと思ってしまう。
ちょうど、本日は部分日食の日だというのを新聞を見て気付き、早速撮影しようとしたが、ちゃんとしたフィルターが無いと一眼レフは壊れてしまうらしいので、スマホのカメラと、アイウェアの黒レンズ2枚を重ねて、日食の時間に撮影を試みたところ・・・

f:id:ryktsuchiy:20190106184324j:plain

見事に失敗。

自宅の庭から撮影したものの、普段はあまり気にならないけれど、こうやって空を撮影した写真を見ると、電線の多さにビックリ。



その後は、レースで勝ちたいモチベーションを今よりも向上するために参考になるものを鑑賞。


2018年7月にモンゴルで行われたウルトラマラソンの模様を、NHK BS1で放送されていた。

モンゴルの大自然の中、242kmを7日間で走破するというとんでもないもの。

初日は、ウランバートルの受付会場で、荷物チェックをしていた。食料は、2000kcalの食事を7日分あるかどうか、ヘッドランプやナイフ、応急医療グッツがあるか、等。一人平均10kgの荷物になるらしい。

この競技の絶対王者として、スペイン人の消防士 が紹介されていた。シリーズ戦 15戦13勝らしい。42歳。イケメン。

同じく日本人の出場選手についても紹介があった。飯野航選手。38歳。 自分の年齢とさほど変わらない。
この飯野選手は、2016年にサハラ砂漠で行われた同大会で優勝しているらしく、日本のウルトラマラソン界では超有名人であることを知った。職場の同僚であるウルトラマラソンランナー たけしくんも、彼を絶賛していた。

この飯野選手だけ、荷物が5.5kgしかなく、すば抜けて軽装備。

番組が進むにつれ、わかったのは

・水は各補給所とステージが終わったゴール地点のテント村で補給がある
・補給食をはじめとする食料は、各自で用意
・ゴール後、お湯が沸かしてあって、それは使える
・シャワーはない。
・着替えは、たぶんトップ選手は1週間同じウェアを着ている
・モンゴルの大自然の中なので、洗濯するところもない
・トイレは簡易トイレがありそう
・寝具も各自用意


そんな中、こんな軽装備で大丈夫か心配になった。
他の参加者が、快適に寝るためのマットを持っているのに、この選手は持っていない。

ステージレースで意識するのは、しっかりとした食事をとることで、疲労回復、翌日への力の蓄積によるベストコンディションを維持できるか、そしてレース後、しっかり寝て回復できるか。

軽い荷物だと走っている時の疲労は少なくて済むが、ゴール後に休んでいる時に快適な寝床を作れないと、休めないので疲労回復しないのではないかと考えてしまう。でも稀にいる、どこでもグッスリ寝れてしまう人は、平気なのかもしれない。

そんな事を考えながら、あたかも自分がレースに挑む時のように、色々考えながらこの放送を見ていた。

いざ、レースの模様に映ると、この飯野選手が常に楽しそうに走っている事。
モンゴルの草原だけではなく、丘陵や岩山、砂漠、川と かなり過酷なコースを走っていて、足を引きずりながらも楽しそうに走っているように見えた。どの道も舗装されておらず、ダート道なのに。


そして印象的だったのは、このレースに出るために、ひと月に1100km走りこんだという事を走りながら、横を走るカメラマンに笑顔で答えていた。
同僚のウルトラマラソンランナー曰く、この飯野選手はプロではなく、サラリーマン。通勤時、毎日片道20km 走って出社しているらしい。帰りも走るので、一日40kmも走っているとのこと。


多くのレースを経験し、普段もこれだけ走っていると、レース中に痛い部分が出てきても、対処方法を経験済みで、焦る事もなく、足を引きずりながらも走り続けていた。
翌日のステージでは、想定していた通り、回復しているという。


そんな超ストイックでとっつき難い人かと思えば、いつも笑顔で、補給所やステージゴール地点にいるスタッフにも好かれているようで、先にゴールしている選手達にも笑顔で話しかけていて、これは今まで見たことない人だと思いながらみていた。
レースだと、他の選手達とはギスギスしそうなのに、この選手が作り出すホンワカ雰囲気は、「何もかも楽しもう」という気がビシビシ伝わってきた。

総合1位は、スペイン人 2位は香港の選手。6分差で3位の飯野選手が追っている状況で、総合優勝するために、勝負を挑む所もあり、楽しむだけでなく、常に勝つ意識も持っている。見習わなくてはならないポイントだ。


結局この選手は、総合2位でゴールした。


放送を見返した時に、見過ごしていたレース前のインタビューで

「楽しむことを忘れなければ、勝つことができる」

と言っていた。なるほど。
レースに挑むための日々の積み重ねといい、気持ちといい、見習う点が多い選手だ。

今後の参考として、多いに役立てよう。